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2007年6月19日 (火)

格闘餓狼伝アーカイブス1〜最終章〜

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結論を言うと、この『無理のある身体づくり』と『過剰な試合スタイル』に警鐘を鳴らしたいのである。
一般論で言えば、観客が安くはない『チケット代』を払ってでもみたいもの
は『非日常』である。それは、どれだけこの先『上品な世の中』
になろうとも、変わらないだろう。
が、決してリング上、あるいはリング内外で死亡事故が多発して良いはずはないのである。それでは例え格闘技であってもスポーツとはいえない。それでは倫理に反してしまうだろう。
対応策として具体的にあげるならば、『質の高いレフェリングの出来るレフェリー及びルール改正』と『栄養学やスポーツコンディションに長けたコーチ』が絶対的に必要といえるのではないか。それプラス、レスラー自身の良い意味での『レスラーとしての』自覚である。
 古くから『レスラー幻想』を胸にプロレス及び格闘技を見続けてきた人間にとって、数々のレスラー幻想を抹殺するのは非常に寂しい事ではあるが、これらは事実である。その中でも『レスラーの最強幻想』に関しては近年、自分の中で、ほぼ消滅していたが、昨年のPRIDEヘビー級グランプリで小川直也選手がE.ヒョードル(現PRIDEヘビー級チャンピオン)選手に完敗した事で完全に消滅した。柔道世界王者として、プロレス界入りし、『プロレス界最後の幻想』といわれた選手が、柔道に無い『足関節』ではなく、『腕十字』で一本負けしたのだ。これ以上の事はないだろう。
昨今の現実に目を向けるにつけ、『レスラー幻想』を保っていく事はもう
現実的ではなくなってきているのだ。
くり返しになるが、数々のレスラー及び格闘家が、現在の『異種格闘技戦』の実験場である『総合格闘技』の舞台で惨敗し、酷使した身体が元で世を去っていく…。もうこの辺りで『超人達』は『人間』に回帰していくべきだと痛切に思う。

 最後に、現在隆盛を極めているPRIDEなどの『総合格闘技』もその競技としての性質上、死と背中合わせである。早急に『グランド状態でのひざ蹴り』だけでも排除しなければならないのではないだろうか。『ルールの見直し』が急務なのである。初期の総合格闘技団体『リングス』はその崩壊末期、KOKルールという現在の総合格闘技のルールに近いルールにスタイルを変更したが、最後まで『グランド状態での顔面パンチ』は解禁しなかった。それは、総帥であった前田氏が選手出身の興行主であったため、その危険性を熟知していたからだろう。
 
  格闘技界に大きな事故がないことを切に願う。


以上が、私JAY!が2005年に発表した『餓狼伝』の初稿であるが、2年以上経過した現在も尚、
レスラー達の『若すぎる他界』は終わっていない、、、、。

次回の格闘餓狼伝は、アーカイブス2として同じく2005年に発表した、ヒクソン・グレイシーについてのコラムを掲載する予定。

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